勉強の基本姿勢がない子に共通しているのは、説明を読んだり聞いたりして自分が納得すると勉強が終わったような錯覚と安心感を持つことでしょう。もしそうならば、同じ教科書を見て同じ先生の話を聞いているクラスでは全員同程度の点数をとるはずです。実際それはありえませんが、勉強している中でどうしてもそう誤解してしまうようです。自己満足なのかもしれません。

 「神奈川県の県庁所在地は横浜市である。」を「へえ~、そうだったのか、川崎市じゃなかったんだ」。これは知ることですね。「神奈川県の県庁所在地は横浜市」を覚えなければ今後の役には立ちません。だから一生懸命「神奈川・・・横浜、神奈川・・・横浜、神奈川・・・横浜、」と覚え、問題や白地図を確認の手段として使います。一度インプットしただけでメモリーに記憶され、いつでもアウトプットできるのはコンピューターぐらいです。

 「知る」と「覚える」を区別することを意識し、自分に合った効率良い覚え方を身に着けていくことは一生の財産です。年齢が早ければ早い程身に着き易く、遅ければ遅いほど身に着きにくくなります。「問題集を3ページやったから覚えた」「教科書を3回読んだから覚えた」。そんな根拠のない自己満足はやめましょう。

 たくさんの先輩たちが最も合意的で効率的だと思ったやり方を真似しましょう。教えてもらい実行する素直な気持ちがあれば、塾の先生じゃなくお父さんやお母さん、親戚の叔父さんやいとこさんでもきっと教えてくれます。良く悪しはあっても自分より先に経験している「先人から学べ!」です。

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