病院へ行って帰ってる、それだけで病気は治るでしょうか?

  病院という場所に行くだけで病気は治るものではありません。病院にいるお医者さんに診察や検査などを通して原因を見つけてもらい、お医者さんの指示に従って薬を飲んだり安静を保ったりしたので病気が治ったのです。お医者さんの指示に従わず、薬は飲まない外を遊びまわるでは治る訳がありません、むしろ悪化するかもしれませんね。

  病気を勉強に置き換えてみてください。塾へ行き授業に参加しているだけで家庭学習や宿題は全くしないで成績は上がるでしょうか。「塾へ言っているから」「塾でやるから」、これは安心ではなく口実です。塾を頻繁に移る人は、自分の努力不足に気付いていないことが多いようです。

 良い塾とは、「黙って座ればピタリと(成績が)上がる塾」ではなく、「10の努力を限りなく10の(成績の)結果に導く塾、もっと良い(成績の)結果が欲しければもっと努力させる塾」です。

 いつも言うことですが、親や子の「アリバイ作り」で塾へ行かせたり行ったりするのはやめましょう。どんな塾へ行こうと行くまいと、塾は手品師ではありません。努力もしない人にご褒美はないのが「人間の平等」というものです。