公立中学校では学年末テストの答案が返却されてきた頃かと思います。そこでお願いですが、前回との得点だけを比べ一喜一憂しないでください。

 そもそもテストというものは、同じ母集団でも問題の難易度により得点が変わるものです。問題が易しく全体のできが良ければ平均点が68点、問題が難しく全体のできが悪ければ平均点が49点ということも多々あります。この偏りを是正し客観的に比べられるようにしたのが偏差値ですが、中学校の定期試験で偏差値を出す学校はないようです。

 ではどうすれば少しでも前回との比較がし易いかというと、偏差を見ることです。偏差とは自分の得点と平均点の差と考えてください。正確な基準ではありませんが、お子さんへの正しい評価に一歩近づきます。

 前述の例に当てはめてみましょう。前回の得点が70点で平均点が68点だと偏差は2点、今回の得点が69点で平均点が49点だと偏差は20点ですね。単純に得点だけを見れば1点下がってはいますが、偏差で見れば前回より18点も得点が伸びたことになります。このお子さんは今回かなり健闘したことになり、努力したことを褒めてやるべきです。

 頑張った子にはどうか正しい評価をしてあげてください。正当な評価をお子さんにしてあげることが、お子さんのやる気や向上心を促します。次回はもっと頑張ってくれるでしょう。