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  いよいよ明日2月1日からが都内の私立中学校の入学試験が始まります。
我が塾生も万全の態勢(?)で明日からの入試に臨みます。持てる力を十分に出し切ってさえくれれば、合格というご褒美が待っているはずです。でも、何が起こるかわからないのが受験というもの。過去には、試験前日に38度の熱が出たという連絡を受け、受験する中学校の懇意にしていた先生に当日配慮していただけるようお願いしたこともありました。学校のご配慮で保健室で受験させていただき、無事合格できました。本当にあのときは生きた心地がしませんでした。

 これから受験準備に入る3年生や4年生のみなさん、繰り返しになりますが「1か月遅く勉強を始めても、やらなければならない内容と量は同じ」です。同じものを3年でやるか2年でやるか、単純に考えても時間あたり1.5倍の学習内容です。早くスタートすればいいに決まってますよね。

 そうそう、これも付け加えておきましょうね。学校の教科書、ワーク、テストがいくら解けても、中学受験の基礎の基礎でしかありません。大げさだとお思いになる親御さんは、書店で私立中学の過去問題集で算数の最初の計算問題がどんなものかを立ち読みしてみてください。「うちの子は算数が得意です」と、言い切れるでしょうか?

 首都圏での中学受験は地方でのそれとはまったく違います。中学受験を考えるなら、入試問題を見てみることからスタートしてみましょう。

 当塾での「無理し過ぎない中学受験」とは、日常的睡眠不足や過度なストレスに結びつくようなことを避けるため、志望校に見合ったレベルまでの内容、異常とも思えるような家庭学習量を求めない組立の勉強です。真剣に勉強に打ち込まなくてもいい、勉強は他のことの隙間にすればいいという意味ではありませんので誤解のないようお願いいたします。

「二兎追うものは一兎も得ず」といいますが、合格を得るには何かを捨てる覚悟も必要です。「片手間の勉強」で合格させてくれるほど中学受験の現状は甘くありません。