中学生、高校生のみなさん、中間テストは終わりましたか?そして、期末テストの準備は始めましたか?「え、えっ?中間が終わったばかりなのに・・・!?」
 驚いている君は年間予定表をよく見てくださいね。私たちが知りうる範囲ですが、区立中学では中間テストから期末テストまでの期間は30から40日程度です。高校でも三学期制の場合は同様です。言い方を変えれば、中間テストが終わった翌日は、期末テストの4週間から5週間前と言うことです。

 お子さまは定期テスト前どのくらいの期間をテスト勉強に充てていますか?私立の学校などは年間授業日数に合わせた授業計画=シラバスがあり、各定期テストの範囲は学年の始まりには把握できています。反面、区立中学のようにテストごとに範囲を決める学校も多くあります。この場合、テスト2週間前から1週間前に発表されることが多く、発表に合わせてテスト対策の勉強を始めるお子さまも多いと思います。しかし、いずれの場合でも、テスト前日までにテスト範囲の勉強が授業で終わるという前提です。
 では、テスト範囲の最後の部分の復習はいつすればいいのでしょうか。そういう疑問を持ちませんか?そこには「あらかじめ自分で勉強しておけ!」という学校からのメッセージが込められているのではないでしょうか。前日の授業で勉強し翌日テスト、あらかじめ勉強していたお子さまが高得点になるのは当たり前ですね。

 ◎定期テストで高得点をとりたいならば、学校より最低1週間は早く学習を進めておくこと。そうすれば、テスト1週間以上前から試験範囲の勉強に集中できる。

 自分で予習するのは0からの学習となり、復習の何倍もの能力と負担が求められます。この能力と負担を少しでも軽減するためには、塾の活用を是非ご検討ください。今ならまだ期末テストに間に合いますよ。

 問題を解くことを単純に切り返している塾、テキストを機械的に進めているだけの塾、何も教えず自習させているだけの塾、わからない子を無視して授業を進める塾、できない原因を把握せず繰り返しやらせるだけの塾。一色単に塾といわれていてもいろいろです。大きい塾の利点、小さい塾の利点、どちらにも利点がありますが、両方の利点を持つ塾はありません。
 だから、100%希望を叶える塾はないと思ってください。勉強のための塾は、社交の場や自己満足の場ではありません。お子さまと保護者にとって最優先すること、最も必要なこと、それがかなう塾を探しましょう。塾とか個別指導とか同じように呼ばれる中でも、中身にこだわった選択をしてください。

 最後にもう一度「塾や個別指導の中身はどこでも同じではありません!」