毎年そうですが、今春受験した中学1年生の結果に注視していました。
中学受験で精も魂も尽き果てていると、受験後はまったく勉強が手につかなくなる傾向があります。これは中学に限らず受験の後遺症とも言えますね。幸か不幸か英伸塾では「腹八分目」で受験勉強し中堅校に入る生徒が多いため、受験日の翌週から間を置かず入学前まで中学の先取りの勉強をしてくれました。そんな訳で第1回の定期テストにも余裕をもって臨むことができました。
さて、その結果は平均点は50点台で、数学と英語は全員80点以上でした。非公式ながら全塾生がクラスでは1位から5位だそうで、一人の生徒は学年で総合5位になりました。教える立場からすれば満足はできませんが、生徒たちの「悔しい!」という言葉から、100点を目指していた気持ちを察すると思わず顔がほころんでしまいました。英伸塾を信頼してお預けくださったお父さんお母さんには、少しばかりの安らぎをプレゼントできたのかもしれません。
公立私立を問わず「人生を放棄したような生徒」をお預かりしてきた経験もあります。。御三家や有名大学の付属校の生徒も例外ではありません、過去にこちらの方が放棄してしまいたくなった数少ない例は、御三家中と有名難関大学付属中の生徒でした。何かこれからの人生がすべて安泰であるかのように何の努力もしようとしませんでした。予想したとおり、有名大学付属中の生徒は、その後その大学には行けず浪人となりました。そんな経験から、中学も高校もスタートが何よりも肝心だと思っています。
中高生にとって、「公立だから…」「私立だから…」の別なんてありません。今求められていることを完成するために誠実に努力しなければいけません。それが自分の将来を良くすること、今を活きることです。人には人生を生きるだけでなく、人生を活きて欲しいものです。
良いスタートがきれた諸君、有頂天にならず次のテストに備えましょう!