英伸塾では小学生に漢字の読み書きを徹底して覚えさせています。それは単に国語の基礎としての漢字というだけでなくもう一つの意味を持っています。

 ご存じのように中学1年生になると英語が始まります。英語を勉強する上で一番嫌われるのが英単語の暗記です。また、英語ができない生徒のほとんどが英単語すら覚えません。覚えないからできないのか、できないから覚えないのかは定かではありませんが、英単語の暗記は面白くもないし苦痛のようです。

 反面、英伸塾の塾生に限ったことかもしれませんが、小学生から塾に来ていた塾生は週20~25単語のテストを苦も無く全問正解してしまいます。”覚える”という”脳作業”においては、漢字も英単語も社会や理科の用語も何ら変わらないことだからです。中1や中2の途中から入塾や転塾してきた生徒とは大きな差があります。この”脳作業”は教えるものではなく、訓練によって機能向上をはかっていくものです。

 漢字の書きや読みを正確に早く書くことを通して、脳機能を活性化させてください。俗に言う「頭のよい子」とは、こういう「様々な脳機能が活性化されている状態にいる子」のことです。

 ご家庭でもできることですから、決してだらだらやらず時間内で覚えたり書いたりする訓練をしてみてください。小学生の漢字学習は中学高校への準備になるのですから。